赤字の自動車整備工場の実態とは?黒字化する4つの方法までプロが紹介

こんにちは、自動車整備工場の経営コンサルティングをしている
株式会社Blue Finbackチェンです。

 

当社ではこれまで300社以上の自動車整備工場の相談に乗ってきており、
その中で、多くのお客様の決算書を拝見しています。

 

 

で、その中で、僕が最近特に思うことがあるんですね。

 

 

それは、
儲かっている整備工場と赤字の整備工場の

2極化

が進んでいるということです。

 

 

 

年商で10億円以上、
地域で何店舗も運営しており、
役員報酬もすごい額もらっている。

 

 

そんな儲かっている整備工場がある一方で、

年商は2000-3000万、
従業員は3,4人で
毎年赤字を出している。

 

そんな整備工場もあるということです。

 

 

 

で、今はADASの普及とかOBD車検とか、
変化の激しい時代になっています。

 

今は、この両者の差がより激しく出てしまっているのかな、と。

 

 

 

「じゃあうちは毎年赤字だし、
そんな変化ついていけないよ、、」

と、諦めてしまう前に。

 

今回の記事を最後まで読んでみてください。

 

 

 

儲かっている整備工場と、赤字の整備工場。

 

 

その差の原因は、明確です。

 

 

逆に言えば、この原因さえ改善してしまえば、
あなたの整備工場も、赤字体質を脱却し、
利益を残すことができるようになるんです。

 

 

今回は、今まで300社以上の整備工場の決算書をみて、
整備工場の財務コンサルティングをしてきた僕が、

自動車整備工場が赤字を脱却し、
利益を圧倒的に残す方法

を解説します。

 

では、いきましょう。

 

 

整備工場はどのぐらいが赤字なのか?

 

まず、具体的な黒字化の方法に入る前に、

いま日本でどのくらいの整備工場が赤字になっているのか?

を確認していきます。

 

 

こちらは、調査をしてくれている方がいます。

 

みんなおなじみの業界誌「アフターマーケット」の別冊
「自動車整備明日へのビジョン」
で、データが紹介されています。

 

ページから引用しますね。

 

「自動車整備明日へのビジョン」より引用

整備工場の営業赤字比率は前回調査に比べて
10.8ポイント増の47.6%と大幅に増加していることが判明しました。

ただし、整備要員31人以上の大規模工場の赤字比率が2割以下に留まっているのに対し、
整備要員4人以下の小規模工場の赤字比率は6割を超えており、
企業規模による業績格差が浮き彫りになりました。

 

 

まとめると、

  • 47.6%が赤字
  • 小規模な整備工場ほど赤字率が高い

ということになります。

 

 

つまり、

整備工場は半分近くが赤字

なんですね。

 

 

もしあなたの会社が赤字になっていたとしても、
それはあなたの経営手腕とかの話ではなく、
半分の会社がそうなっているということです。

 

 

そして、整備士が4人以下の整備工場では、
6割以上が赤字なんです。

 

 

まずはこのことを頭にいれておきましょう。

 

 

整備工場が赤字の原因

 

次に、

なぜ整備工場が赤字になっているのか?

について掘り下げていきます。

 

 

 

ここが、今回の記事の一番のミソです。

 

 

なぜなら、赤字の原因がわかれば
自然とその解決策もわかるからですね。

 

 

 

結論からいうと、
僕が考える整備工場の赤字の原因は、
この3つです。

 

赤字の3つの原因
  1. 適切な集客ができていない
  2. 価格設定や仕入れがどんぶり勘定
  3. 作業効率が悪い

 

 

 

もう本当に、この3つにつきます。

 

 

逆にいえば、この3つさえ改善すればいいんです。

それだけで、今すぐにでもあなたの会社が黒字体質となり、
多大な利益を残せるようになります。

 

 

具体的にそれぞれ説明します。

 

 

原因1:適切な集客ができていない

 

「あなたの会社では、どのようにお客さんを集客していますか?」

 

この質問に対して、

 

「これとこれとこれで、割合はだいたい◯%、◯%、◯%です!」

 

と瞬時に答えられるくらいでなければ、
もっと集客を改善できるということになります。

 

 

 

僕はいろんな整備工場をみてきましたが、
儲かっている整備工場と赤字の整備工場、
その一番の違いが

集客

です。

 

 

「いやいや、大きい整備工場に人が集まるのは当然だろ」

 

そう思うかもしれません。

 

 

でも、僕が思うのは、

誰でもできるようなことさえしていない

ところが多いということです。

 

 

 

一番ひどい例でいうと、

ホームページがない整備工場

 

 

 

今のスマホ普及率を知っているでしょうか?

 

実は、

94.0%

です。
(2022年のデータ)

 

 

 

もうみんなスマホで調べるんです。

 

ホームページがなかったら、
そりゃお客さんを大量に取り逃しているのは目に見えています。

 

 

 

そして、ホームページなんて実は誰でも作れます。

 

自分でネットで調べたら作れますし、
(このホームページも僕が一人で全部作りました)

ホームページを作ってくれる業者もたくさんいます。

 

知り合いの人に頼んでもいいかもしれません。

 

 

このへんって、大規模だからとか有名だからとか関係なく、
誰でもできるところなんですね。

 

 

本当にできるところだけでもいいので、
こういった集客をやっていけば、
確実にお客さんの数は増えていくはずです。

 

 

 

原因2:価格設定や仕入れがどんぶり勘定

 

次に、

価格設定や、部品の仕入れなど、

全部がどんぶり勘定になっている

です。

 

 

中小企業あるあるですね。

 

 

「なぜその修理って〇〇円の価格にしてるんですか?」

と言われて、パッと答えられる人って案外少ないと思います。

 

 

知り合いのとこと同じにしてるとか、
根拠もなく設定していることがほとんどなのかな、と。

 

 

 

逆に、事前にしっかりコストを計算し、
利益を計算した上で価格を決定すれば、
赤字になってしまうこともなくなるし、
たとえ赤字になってしまっても
どこが悪かったか一発でみえてくるはずです。

 

 

 

原因3:作業効率が悪い

 

最後に、

設備の老朽化によって作業効率が悪い

です。

 

 

  • 数十年前からある古い設備を使っている
  • 多くを手作業でやっている
  • 最新の設備を導入してない
  • 建屋も古く、手狭
  • エアコンがなく、夏は暑く冬は寒い

 

 

こういった整備工場を、僕はたくさんみてきました。

 

 

でも、これでは従業員が効率よく作業できるはずがありません。

 

整備できる台数も増えないし、
なにより従業員が作業していて辛いです。

 

 

払っている給料は一緒なので、
作業効率が悪ければ悪いほど、
どんどん人件費が膨らんで利益が減っていきます。

 

 

 

そして、作業効率が悪いと、
機会損失にもなります。

 

一気にお客さんが何人も来ると
対処できなくなってしまうからです。

 

 

設備が古いというのは、
2重の意味で会社の利益を減らします。

 

 

 

赤字から脱却する4つの方法

 

それでは、これらの原因を改善するために

赤字から脱却する4つの方法

についてみていきます。

 

 

結論から言うと、
以下の4つです。

 

 

赤字から脱却する4つの方法
  1. ネット集客に力をいれる
  2. 仕入れを再検討する
  3. 価格設定を見直す
  4. 設備投資をする

 

 

 

一つずつみていきます。

 

 

改善法1:ネット集客に力をいれる

 

集客をするなら、
この時代はダントツで

ネット集客

が優れています。

 

 

なぜなら、コストをほとんどかけずに集客できる上、
集客の効果も高いからです。

 

 

 

さきほどの話にもありましたが、
なにはともあれ、
もしまだない方は

ホームページ

を作りましょう。

 

 

ホームページにアクセスが集まれば集客になります。

 

 

そして忘れてはいけないのが、
ホームページはあなたの会社のブランディングにもなります。

 

 

ホームページに会社概要や社長の経歴、
提供しているサービス、
そして工場の写真。

 

これらがあれば、
お客さんからの信用が生まれます。

 

「あ、こういうしっかりしてるとこなら
自分の車を預けても大丈夫だな」

と思ってもらえるんです。

 

 

逆に、ホームページがなかったら、
お客さんはあなたの会社の情報をみることができません。

 

 

なんにも知らない整備工場に自分の愛車を預けるか?

というと、厳しいですよね。

 

 

つまり、ホームページには、

  1. アクセスによる集客
  2. 信用の獲得

という2つの大きなメリットがあるんです。

 

 

 

ちなみに、もし自分で作ることが面倒であれば、
代行業社に頼むのもアリです。

 

通常30-50万円くらいかかりますが、
長期的には絶対に得になります。

 

 

 

僕の知り合いでも、整備工場に特化して
ホームページ作成と集客の代行をしている会社があります。

 

初期費用を無料にしていて、
集客できて初めてフィーをもらっているみたいです。

 

 

 

 

また、ホームページ以外にも、

整備工場の検索サイトにのせる

というやり方もあります。

 

たとえば、こんな検索サイトです。

 

あなたの会社を無料で登録できて、
実際に検索サイト経由でお客さんがきたら
売上のなかから手数料を払うという
リスクゼロ方式です。

 

調べればこのような会社はありますので、
どのような形であれネット集客を検討してみることをおすすめします。

 

 

 

改善法2:仕入れを再検討する

利益は売上だけで決まるものではありません。

 

原価や経費を抑える

ことも立派な利益の生み出し方になります。

 

 

つまり、仕入れや経費を見直してみてください。

 

  • 不必要な支出はないか?
  • 同じものをもっと安く買えないか?

など。

 

 

「でも、ずっと付き合ってる取引先だから、
いまさら変えられないよ!」

 

たしかに、そういう気持ちもわかります。

 

 

でも、もし赤字が続いて、
廃業することになってしまったら。

 

取引先との関係なんて元も子もありません。

その関係とあなたの会社の成功、どちらが大事なのか?

という話です。

 

情もありますが、やはりビジネスはビジネスです。

 

 

 

最近は、自動車部品のネット販売も増えています。

 

ネット販売は人件費がかからない分、安いです。

 

弊社のお客さんでも、部品を全部ネットで買っている整備工場は少なくないですね。

 

 

改善法3:価格設定を見直す

そして、お客様に提供する価格も見直しましょう。

 

仕入れのかかる金額がわかったら、
そこから逆算して価格を決めていきます。

 

 

 

ちなみに価格設定を間違えると、
どんなに努力しても赤字になります。

 

売っても売っても利益が残らないからです。

 

きちんと利益が残るような価格設定にしましょう。

 

 

 

「でも、価格を高くするとお客さんが減ってしまうんじゃない?」

 

たしかに、その通りですね。

 

ここは、集客とのバランスにはなってしまいます。

 

ただ、
「価格を上げても売れるような質の高いサービスを提供する」
という発想が長期的には得だと僕は思います。

 

 

安売りをするのではなく、
あなたが提供している整備サービスに見合った価格で提供しましょう。

 

 

 

改善法4:設備投資をする

最後に、設備投資です。

 

 

赤字の整備工場には、
実はある共通点があります。

 

 

それは、

減価償却費がゼロ

という点です。

 

もしくは、あっても100万円以下。

 

 

減価償却費は直近の設備投資の金額ですから、
減価償却費がゼロというのは、

まったく設備投資をしていない

ということです。

 

 

 

 

今から当たり前のことをいいます。

 

それは、

設備には寿命がある

ということです。

 

 

当然、設備は使えば古くなっていって、
ボロが出て作業効率は落ちていきます。

 

 

 

実際に、経済産業省は耐用年数という、
「この設備は何年使えるか?」
という指標を発表しています。

 

これによると、

自動車整備業用設備の耐用年数は15年

です。

 

 

もちろん、リフトやタイヤチェンジャーなど
設備によって実際には使える期間は変わってきますが、
平均的にいえば、15年もつということです。

 

 

 

あなたの整備工場の設備は、
導入してからどのくらい経っているでしょうか?

 

 

 

僕の感覚だと、
大半の整備工場が20年以上使っている設備があります。

 

なんなら錆びていることもあります。

 

お客さんが見たら、
絶対に不安に思ってしまうような工場もあります。

 

作業の効率も、質も落ちていて、
利益を大幅に引き下げているでしょう。

 

 

そんな工場で、利益がたくさん出るわけがありません。

 

 

 

 

自動車整備業は、基本的にはマンパワーの世界です。

整備士が動いてなんぼ。

 

だから、設備が古いと、
整備士一人当たりが生み出す利益が伸びません。

 

整備士一人当たりの利益が増えなければ、
当然工場全体の利益も伸びません。

いつまで経っても赤字体質から抜け出すことができません。

 

 

 

 

僕がいつも言っているのは、
ビジネスは基本的に投資と同じ、ということです。

 

元本を入れて、それよりも大きいリターンを得るのが投資です。

 

 

だから、
設備投資をしなければ
リターン(利益)も出ないのは当たり前
です。

 

なぜなら、元本をいれていないからです。

 

 

設備投資もしていないのに
利益がジャンジャン生まれるなんて
いい話はありません。

 

 

 

最近は自動車の高度化も進んでいます。

 

エーミングやアライメントなど、
今の時代に必要な設備も増えています。

 

 

 

もし、あなたの会社が減価償却費がゼロ、
もしくは数十万円くらいしかないのであれば、

いますぐ設備導入を検討

することをオススメします。

 

 

導入するべき設備は、
取引のある部品商様に相談してみるのがいいと思います。

 

 

 

設備投資するお金がない?

 

「設備投資といっても、そんなお金ないよ」

そういう方もいるかもしれません。

 

 

たしかに、自動車整備機器は高額なものが多いです。

 

 

リフトは安くても300万円だし、
エーミングツールもちゃんとしたものを揃えるなら
最低200万円はかかります。

検査ラインだって何百万円します。

 

 

小規模な工場だと、ポンと帰る金額じゃありません。

 

 

でも、実はそんなときにも購入できるように、
国がある制度を用意してくれてます。

 

 

それが、補助金です。

 

 

 

経済産業省が出している補助金では、
設備を購入すると、
かかった金額の2/3が国からもらえます。

 

たとえば、1200万円の設備を買うと、
800万円が国からもらえるんです。

 

つまり、補助金を利用することで、
高額で手が出ない設備でも
購入することができるということです。

 

 

設備を一新することで作業効率も上がり、
だんだん利益が残るようになります。

 

長期的に見たら、
有効な設備投資は必ずプラスになります。

 

 

 

僕がみている限り、儲かっている整備工場は
補助金を使ってどんどん設備投資をしています。

 

儲かる勝ち組の整備工場になりたいなら、
設備投資は必須といえるでしょう。

 

 

 

まとめ

 

今回は、

赤字の自動車整備工場の実態と
黒字化する4つの方法

を紹介しました。

 

 

まとめると、

 

・赤字の3つの原因

赤字の3つの原因
  1. 適切な集客ができていない
  2. 価格設定や仕入れがどんぶり勘定
  3. 作業効率が悪い

 

 

・赤字から脱却する4つの方法

赤字から脱却する4つの方法
  1. ネット集客に力をいれる
  2. 仕入れを再検討する
  3. 価格設定を見直す
  4. 設備投資をする

 

となります。

 

 

一つずつ改善をすれば、
赤字体質はだんだん治り、
利益が出るようになっていきます。

 

もし適切な判断がわからない場合は、
人に相談してみるのもいいと思います。

 

応援しています。

 

 

 

 

 

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